← 歩き方へ戻る
京が天秤で木箱を量る、統計局オフィスの水彩画

HOW TO READ

全国平均と単純平均はなぜ違うのか

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
ねえ京、いろんな窓口に「平均は47都道府県の単純平均であり、全国値とは一致しません」って書いてあるけど、平均って一つじゃないの?
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
良い質問です。実は「平均」には、計算の仕方によっていくつか種類があるんですよ。絵にしてみましょう。
単純平均のイメージ(都道府県を同じ大きさで) 東京都 大阪府 愛知県 宮城県 高知県 → 47都道府県を「同じ1票」として平均する 全国値(加重平均)のイメージ(人口の大きさで) 東京都 大阪府 愛知県 宮城県 高知県 → 人口が多い都道府県ほど、平均に大きく響く

※箱の大きさはイメージです。実際の人口比とは一致しません。

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
あ、下の段は東京の箱がすごく大きいのね。高知はほとんど見えないくらい小さいわ。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
そうです。上の段(単純平均)では、東京都も高知県も同じ大きさの1票。でも下の段(全国値)では、人口の多い東京都の数字がずっと強く効いてくるんです。

単純平均とは

Countopiaの窓口の多くは、47都道府県の数字を一つずつ足して、47で割った「単純平均」を使っています。 東京都も鳥取県も同じ「1票」として扱い、47県の値をならしたものです。

全国値(加重平均)とは

国の統計でいう「全国」は、多くの場合、都道府県ごとの人口や件数で重みづけして合計した値です。 人口が多い都道府県の数字が、より強く反映されます。

たとえば家賃のような指標では、単純平均のほうが全国値よりも低めに出ることがあります。 人口の多い都市部は家賃が高い傾向があり、全国値はその影響を強く受けるためです。

京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
どちらが正しい、というものではありません。「都道府県という単位を、同じ重みで並べて見たいか」「日本に住む人全体の実態を見たいか」で、使うべき平均が変わってくるのです。
橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
なるほど……。Countopiaが単純平均を使っているのは、47都道府県を対等に見てほしいからなのねえ。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
そのとおりです。この国では、東京都も鳥取県も、同じ大きさの窓口として並んでいます。

この読み方を使っている窓口

国勢の間暮らしの見積所など、県別データを扱う窓口の多くで、この単純平均を採用しています。 各窓口のカードにある「平均比」は、いずれもこの単純平均との比較です。