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窓の外は初夏の緑、開かれた古い帳簿には秋の枯れ葉が挟まっている水彩画

HOW TO READ

いちばん新しい数字が、数年前なわけ

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
ねえ京、窓口に「2018年度」って書いてあったのだけれど。ずいぶん前の数字ではないの?
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
よく見ていらっしゃる。それでも、それがいちばん新しい数字なのです。理由は二つあります。
調査が行われた年 住宅・土地統計 国勢調査 社会生活基本 日照時間(毎年) 2018 2020 2022 2024 2026 ● 調査があった年  ○ 調査は済んだが、数字はまだ出ていない

※主な調査だけを並べています。実際にはほかにも多くの調査があります。

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
あら、ずいぶん間があいているのねえ。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
国の大きな調査は、五年に一度なのです。全国のすべての世帯に聞くようなものは、毎年というわけにいきません。

理由その一:大きな調査は五年に一度

国勢調査、住宅・土地統計調査、社会生活基本調査。いずれも五年ごとの調査です。 つまり、調査があった年から次の年までのあいだは、ずっと同じ数字が「いちばん新しい」ことになります。

たとえば保育所や介護施設までの距離は、2018年の住宅・土地統計調査のものです。 次の調査は2023年に行われましたが、その回では調べる項目が入れかわり、距離のかわりに通勤時間が入りました。

理由その二:調べてから、数字になるまで時間がかかる

調査票を配り、集め、確かめ、集計し、公表する。全国規模になると、この工程に一年から二年かかります。

図の白い丸がそれです。2025年の国勢調査はもう行われていますが、数字はまだ出そろっていません。 「調査が済んでいる」ことと「数字が読める」ことは、別なのです。

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
では、毎年わかる数字もあるのかしら。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
あります。お天気や、市町村の財政のように、日々の記録が積み上がっていくものです。この国の展示でも、日が差した時間だけは毎年の数字を並べられます。

止まってしまう数字もある

調査そのものがなくなったり、調べ方が変わったりして、更新されなくなる数字もあります。

たとえば「快晴の日数」は、空を見上げて雲の量を数える観測にもとづいていました。 その目視の観測が終わってしまったため、この数字は今後、増えることがありません。 自動車の保有台数も、都道府県別のものは2014年度が最後の更新です。

Countopiaでは、そうした数字にはその旨を注記に書いています。 古いから間違いというわけではありません。ただ、いつの姿なのかは知っておいたほうがいい。

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
なるほど。「古い」のではなくて、「そこで止まっている」のねえ。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
そういうことです。ですから、この国のどの窓口にも、かならず年次を書いています。数字だけを持ち出さず、いつのものかと一緒に読んでいただきたいのです。

年次の見つけ方

各ページのいちばん下、出典の行に年次が書いてあります。 出典一覧からは、表番号でe-Statの元の表に辿ることもできます。

同じ統計表から取っていても、項目によって年次が違うことがあります。 カードや注記に書かれている年を、それぞれご覧ください。