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橙子が虫眼鏡でミニチュアの町並みを覗き込む水彩画

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人口あたりで見るということ

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
ねえ京、この前の展示で「飲食店の数」を比べていたけど、人口千人当たりって書いてあったわ。なんでそのまま数を比べないの?
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
良いところに気づきましたね。それをやると、大きな都市がいつも「1位」になってしまうんです。図で見てみましょう。
飲食店の数(実数)で比べると 大きな市 1,200軒 小さな町 180軒 → 実数だけ見ると、大きな市が圧勝に見える 人口千人あたりで比べ直すと 大きな市 2.4軒/千人 小さな町 6.0軒/千人 → 住んでいる人の数で割ると、小さな町のほうが「お店の多い町」だった

※数値は説明用の仮の例です。人口は「大きな市=50万人」「小さな町=3万人」という設定です。

橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
あら、逆転したわ。小さな町のほうが、実は飲食店の多い町だったのね。
京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
そうです。人口が多いほど、お店の数もふつうは多くなります。実数のまま比べると、結局「どっちが大きな街か」を比べているだけになってしまうんです。

なぜ「あたり」に直すのか

人口が違う地域同士を実数のまま比べると、たいてい人口の多い地域が上位に来ます。 それでは「街の規模」を比べているだけで、「暮らしやすさ」や「充実度」を比べたことにはなりません。

そこで、人口という共通の物差しで割ることで、規模の違いを取り除いた比較ができます。 「人口千人当たり」「住民1人当たり」といった単位は、そのための工夫です。

京(統計局案内人)
京(統計局案内人)
Countopiaの窓口でも、この考え方をあちこちで使っています。教育費を「住民1人当たり」で見るのも、人口の多い町が有利にならないようにするためです。
橙子(大正から来た子)
橙子(大正から来た子)
なるほど……。数字は、割り方ひとつで、見える景色が変わるのねえ。

この読み方を使っている窓口

日本一「外食の街」はどの県だ(人口千人当たり飲食店数)、 わが町の財政と教育費(住民1人当たり教育費)などで、この「あたり」の考え方を使っています。